私がこれまでに経験したことを書くブログ

私がこれまでに経験したこと感じたことを書くブログです。

愛するレトロコスメたち

何故か「大正浪漫~第二次大戦以前」の建築物や着物、化粧品に惹かれます。アールデコの時代を特集したものはつい買ってしまう、見てしまう、です。

 

その頃の写真や映像、風俗に関するものを見ると何故か既視感があってずっと不思議に思っていました。

 

以前「視える人」にお会いして、「あなた、前世は明治の終わりから大正、昭和初期頃の呉服屋さんの女将さんだったよ。着物の端切れでお手玉作ってるのがみえる」と言われたことがあります。

私がその時代のものに惹かれるという話は誰にもしたことがなかったのでとても驚きました。

 

本当かどうかは分かりませんが、その話を聞いて何だか嬉しくなりました。自分でもなんとなーく「前世はその時代に生きていたかもね」なんて思っていたりもしていたので。

 

 

前世云々を聞く前から「あああ、瓶が、デザインが素敵よーーー!」と完全にパケ買いしていたレトロコスメたち。

 

戦前から今でも生き残ってきた素敵な化粧品。コスメじゃないの、お化粧品なの。はー、ずっと眺めていられる~。

 

まずは王道、「資生堂 ドルックス


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発売は昭和7年(1932年)。私の祖母とほぼ同世代!?

当時、資生堂の最高級ブランドとして誕生し、戦中は「贅沢品」として生産中止に追い込まれるも戦後復活。当時は今では600円というお値段(安売りしているお店だと420円税抜価格で買えます)。1960年頃からお値段据え置きのため、今もこのお値段なんだとか。

3年程前まで「ガラス瓶」で販売されていましたが、現在はプラ容器になりました。ガラス瓶はそれはもう素敵でした。「これぞお化粧品!」

・・・とは言えプラ容器の方が軽いし扱いやすいですね。

 

「オーダレス(無香料)」以外の商品は「昔のお化粧品の香り」がします。おばあちゃんの鏡台の香り、とでも言いましょうか。

今は香りが薄い、もしくは無香料の化粧品が多いので初めての方は香りに驚くと思います。思えば色もびっくりですね(笑)この紫色や水色は容器の色じゃございません。化粧水の色です。無添加が好まれる今の時代を完全逆走しているドルックスシリーズ大好きです。

 

ドルックスラインは面白い順番で使います。

化粧水(紫)→乳液(白)→収斂化粧水(水色)の順番でお手入れします。クリームを使う場合は収斂化粧水の後に使います。

収斂化粧水を使うと肌がサラッとします。これからの時期は絶対に必要な水色水。

私はこれをスプレーボトルに移して、パウダー後に顔に吹きかけ、ティッシュで抑えています。そうすると化粧の持ちが大変に良いです。

 

最近はスキンケアも面倒で、お風呂上りに全身にセタフィルクリームを塗るついでに顔にも塗っておしまいにしていました。

たまに自分の中で「スキンケアブーム」が来るので、その時はドルックスに戻ったりしています。

「お手入れ」とはまさしくドルックスのためにある言葉!久しぶりのドルックス楽しみ。


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こちらは「資生堂 オイデルミン」

明治30年(1897年)!発売の超ロングセラー商品。発売100年超えています。

資生堂初の化粧水です。化粧水とは言っても拭き取り化粧水です。

ものすごい可愛さ!この瓶のデザインとピンクの色!ドルックスが貴婦人だったら、こちらは御令嬢。何言ってんだ。

こちらは今でもガラス瓶です。お値段540円。ドルックスと同価格帯となっています。

ドルックスの拭き取りクレンジングクリームを使った後にオイデルミンで拭き取るとさっぱりします。

これでたまに顔を拭いてみたりもしますが、もはや「飾っておいて眺める用」と、用途が違ってきている可愛い一品です。


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 ラストはこれ。

「クラブホルモンクリーム クラシカルリッチ」

こちらはクラブ化粧品から1935年に発売されている「ホルモンクリーム」の復刻版です。

「ホルモン」は保湿剤として配合されている「女性ホルモン(エチニルエストラジオール)」から由来した名前だそうです。最初「え、ホルモンて」って名前にびっくりしましたもの。

こちらはサラッとした油分少ないクリームです。しっとりするけどベタッとしない、さっぱり系のクリームです。あ、香りはキツめですのでご注意を。

こちらのデザインもかわいいですね~~~。こういうデザインのお着物があったら素敵。多分、あるよね。若かったら着てみたい。

 

最近は気持ちの余裕がなくて「スキンケアをしよう」という気持ちが無くなっていましたが、ちょっと立ち止まって「お手入れの楽しさ」を思い出してみようと思っています。

 

~番外編~

資生堂 カーマインローション」


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 これは私が使うというよりも家族用。

日焼けをして火照った肌にパシャパシャするとあら不思議。ヒリヒリ感が取れます。

他社にもカーマインローションはありますが、これが一番安い!378円です。

子どもが学校のプールで「日焼けして肩が真っ赤~!」なんて時にも塗ってあげると落ち着きます。一家に一本カーマインローション!

 

ついでにカーマインローションのCM


資生堂CM - カーマインローション - 1964

うわあああ!かわいいい~~~!!!女子達のお洋服かわいい~~~!

 

こうなったらドルックスも!


資生堂CM - ドルックスコールドクリーム - 1964

こういう鏡台が欲しい!これぞお手入れ!!髪型も素敵~~~!


資生堂CM - ドルックスオーデュベール - 1963

女優さんのお目目が!この時代にカラコンなんてないよね!?


資生堂CM - ドルックス男子用化粧品 - 1962

加賀まりこ様~~~!コケティッシュの化身まりこ様。

余談ですが、若かりし頃のまりこ様の「月曜日のユカ」という映画は悶絶ものです。是非!

 

仕事と体と心の健康と

今日は個人的なことを書きます。長くなるので、読んで頂ける方だけどうぞ。

 

今の職場に通い始めて2か月が経とうとしています。

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現在、週3勤務で実働5時間、有休あり、という非常にありがたい職場です。

 

まだまだ仕事は慣れませんが、教育係の方や部署の方がとても穏やかで親切で感謝しながら働いています。

私が入ると決まった際は部署が暇な時期で

「もし新しいパートさんが入ってもPCの前でただ座っててもらうしかないかも」と話していたそうですが、何故か今年はこれまでに経験したことがない程忙しいそうで

「まさかこんなに働いてもらうとは思わなかった(笑)」と言われています(;'∀')

まだまだ戦力にならず申し訳ないのですが、早く一人前になれるように仕事を覚えなくては!

 

現在、余裕を持って仕事に行かれているかと言うと、そうではありません。

 

多分、精神的なものだと思います。

 

考えてもしょうがない焦りや不安(お金や将来のことや体調のこと)で常に体に力が入っている感じです。

夜も最初はマイスリー睡眠導入剤)とエリスパン精神安定剤)のお蔭で眠れていますが、朝方になると怖い夢をみたり眠りが浅くなって不安に苛まれてうつらうつらしています。

 

お蔭で常にリンパ腺が痛かったり、微熱があったり、頭がカーッとしている感じだったり、だるい感じだったりがあります。最初は副腎かな?とステロイドを追加したりもしましたが、どうも精神的なことから来ている様子。

 

考えてもしょうがないことなのにグルグルとマイナス思考のループに入ってしまっている感じです。

 

・今日も体調が良くないな

・また微熱っぽいな

・子どもがまた入院したら仕事はどうしよう

・具合が悪くなったら1週間以上寝込んで仕事に行かれなくなっちゃうかも

・将来どうしよう

・お金のことどうなっちゃうんだろう

・厚生年金も社保もないし(短時間パートだからね)

・親に迷惑ばかりかけている

 

などなどエンドレスループ

 

逆にいいことを考えてみると

・両親が元気

・家があってご飯を食べられる

・子どもも少しずつ丈夫になってきて学校に行かれている

・病院に通って治療をしてもらえる

・仕事がある

・ありがたい労働条件で雇用して頂いている

・少しだけど預貯金がある

 

などなどあるんです。

 

でも元々マイナス思考の私は不安のループに自ら突っ込んでいくようなことをしているんですよね。

 

加えて「痩せなきゃ」というのも半ば脅迫観念になっている。

 

随分前から不眠でして「マイスリー」という睡眠導入剤を飲んでいます。

これが寝る前に「ストッパーが外れちゃう」薬なんですね。

私の場合「とりあえず何かを食べたくて仕方がない」状態になります。これで激太りしました。

とりあえずあるもの(お菓子)を食べまくって安心して寝る。

そして朝方、胃もたれと罪悪感で目が覚め、そのまま不安ループに突入して眠れないという非生産的なことをやっています。

あとは健忘。寝る前の記憶が飛んでて訳わかんないものをネットで買っていたこともあります。

 

加えて「エリスパン」。

これは離婚する時に主治医が「マイスリーしか飲んでないのね。弱い安定剤だけどちょっと飲んでみる?」と軽い感じで出してくれました。

これは余り効いてるんだか効いてないんだか分からないし、寝る前にしか飲まないので薬が切れた時にそのまま飲まないで放っておいたら

「何故か不安感に駆られる。軽く震える。怖くて怖くてしょうがない」という症状が出ました。

最初は原因が分からなかったのですが、「あ!もしかしてエリスパンが切れたから!?」とネットを調べてみると、減薬をせずにバチン!と断薬した方で私のような離脱症状が出ることがあるそうです。

それからまた復活させてダラダラと3年程飲んでいました。マイスリーは10mgを5年以上飲んでいます。

 

そして去年。

宅建の勉強をしていた時のことです。

「まあ、年のせいもあるんだけど、それにしても物覚えが悪いし、頭の回転が鈍いなぁ。もしかしてエリスパンとかマイスリーが関係あるのかしら?」とまたネットで調べてみました。

エリスパンは副作用も少ない薬だそうですが、そのようなこともあるそう(集中力・注意力低下)

マイスリーは短時間作用型なので翌日に作用が残ることはないそうですが、人によってはボーっとすることもあるそうです。

特にマイスリーは長期連用で効きづらくなるという特徴があります。

 

両方の薬共、長期に渡って飲み続けるのは余り宜しくないとのこと。特にマイスリーは主治医にも耳鼻科の先生にも減らすように言われています。

 

いくら薬を飲んでも自分の思考を変えないと状況は変わらないと思い、この薬を徐々に減らすことにしました。

主治医と相談してエリスパンは1日おきにしています。こちらは大丈夫。

問題はマイスリー。体に耐性が出来ているようで、急に減らすと離脱症状で眠れなくなります。以前、薬が切れてしまって一晩飲めなかったのですが、その時は変に興奮して一睡も出来ませんでした。

 

主治医は「寝なくても全然死なないから(笑)」とおっしゃいますが、寝不足だと次の日にてきめんにきます。コートリルマシマシの羽目になります。

逆にそれが怖くて眠れません。薬に依存してしまっているのでしょうね。

こちらも少しずつ減薬の方向に持って行きたいです。1年以内に断薬出来たらいいなぁ。

 

この「不安感」に苛まれて日々を過ごすのは辛いことです。もちろん私よりもずっと辛い状況におられる人がたくさんいらっしゃることも分かります。

それでも不安を感じずにはいられない。

 

先日ふと思ったのですが

「起こってもいない不安に苛まれて暮らすのと、楽しい気持ちで穏やかに暮らすのと、死ぬ時になったらどっちでも一緒じゃない?」

「不安がその現実を引き寄せる、とも言うよね」

 

不安という「感情」に振り回されまくっていましたが、やっと「理性」が少しずつ出てき始めました。

「鳥の目を持てる(飛んでいる鳥が上から見ているように俯瞰して自分を見られる)ようにしよう」

「自己肯定感を上げよう」など考えられるようになってきました。

 

加えて、マイスリーを飲んで食べたくなったら「自律訓練法」をやってみようと挑戦中です。私は「寝たまんまYOGA」というアプリを使っています。これは自律訓練法ではないのですが、近いものがあります。

以前、主治医が「あなたはいつも緊張している。どうしてこんなに緊張しているんだろうと思っていた」とおっしゃいました。

自律訓練法はおまじないみたいで全く信じていなかったの。でも国際線の飛行機でいつも一睡も出来ないのに、ドイツの航空会社を使った時に自律訓練法のチャンネルがあったのよね。それで半信半疑で聴いてみたら熟睡出来たのよ」とオススメされました。

youtube自律訓練法のガイド音声もありますが、広告が入ってしまうのが嫌なので、それに近い「寝たまんまYOGA」を使っています。

 

あとは認知行動療法

 

図解 やさしくわかる認知行動療法

図解 やさしくわかる認知行動療法

 

 これを買いました。少しずつ読むつもりです。私の「不安ループ」は「認知のゆがみ」から来ていると自分でも思うので(-_-;)

 

主治医はカウンセリングを紹介してくれましたが、病院まで遠いのと自費のためにお金がかかります。本当に「これはダメだ!」と思った時に行こうと思っています。

 

一時期微熱も下がり、穏やかに過ごしていた時がありました。離婚して実家に帰り、仕事もせずに家事と子育てだけをしていた時。お金の不安はありましたが、ゆったりとした時間でした。

子どもが中学に上がり、子どもの高校受験のこと(お金も含め)、将来のこと、子どもの病気のことや仕事に行き始めた緊張感など、これまでフワッとしていたことと向き合わざるを得なくなってきたことが大きいと思います。

 

私は小さい頃から喘息持ちで体も弱く、一度体調を崩すと1週間は寝込んでいました。大きくなって大分無くなってきたとは言え、他の人に比べると弱い。その時から副腎がだめだったのかもしれません。

その恐怖感と子どもが病気がちだったことの恐怖。

「また子どもが2週間近く休むかも。最後には私にうつってまだ寝込むんだ。それで皆に迷惑をかけるんだ。そしてまた1か月も経たないうちに子どもがまた病気になるんだ」

自分と子どもの体の弱さが私の頭の中に沁みついてしまった。

 

今は喘息のコントロールも出来ているし、副腎不全も見つけてもらった、子ども少しずつ健康になっている、それでも怖くて怖くて仕方がない。

「また仕事を休んだらどうしよう。また子どもが病気になったらどうしよう」

 

この恐怖を乗り越えてなければいけない、多分、今はその時なんだろうと思っています。

 

「鳥の目を持って、何をすればいいのか。出来ること、出来ないこと、考えれば解決すること、考えても解決できないこと」その辺りを「理性を持って」判断する訓練をしていきたいと思います。

 

長くなりましたが、読んで下さってありがとうございました。

副腎皮質機能低下症に関する論文を読んでみました3

 

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 続きます。

第3部 先天性副腎過形成症治療各論

目は通してみたのですが、自身が先天性副腎過形成症ではないので勉強不足です。

理解が進んでいないので、第3部は割愛させて頂きます。

 

第4部 急性副腎不全症の治療

1.成人期

 1.副腎クリーゼを疑えば、ACTH、Cortisolの測定用検定を採取後、躊躇なく治療を開始する。

 2.GCにはHCを選択し、生理食塩水、ブドウ糖液とともに投与する。

 3.発症時のHC投与量には議論があり、200mg/日を超える投与の妥当性にエビデンスはないとの意見がある。

 

 急性副腎不全症の発症原因として、慢性副腎不全症患者において何らかのストレスが加わった際に適切な補充量の増量がなされなかったため発症する場合といきなり急性副腎不全症として発症する場合がある。副腎クリーゼを疑えば、ACTH、コルチゾールの測定用検定を採取後、躊躇なく治療を開始する。ステロイド薬にはHCを選択し、生理食塩水、ブドウ糖液とともに投与する。300mg/日程度のHC投与を推奨する意見のある一方で、1日200mgを超えるHC投与にエビデンスはないとの批判もある。

 これまでのHC投与量の論拠は、ストレス応答時のコルチゾール分泌量がHC換算で150-300mg/日であることによるが、コルチゾール分泌量には大きな個体差があり、年齢、睡眠、感染等の影響をうけることが知られている。たていばコルチゾール分泌量が最も増加する疾患とされる敗血性ショックでの血中コルチゾール濃度は平均31.7㎍/dl、敗血症やICU入院例での値は概ね19.9-44.7㎍/dlの範囲にあるが、HCを6時間毎に50mg静注した際の血中コルチゾール濃度の頂値は100㎍/dl、低値は40-50㎍/dl、HCを10mg/時の速度で点滴静注した場合の血中濃度は108㎍/dlにもおよび、明らかに過量投与と考えられる。

       <P.74より引用>

 

現状の治療法は比較的、エビデンスに乏しく、経験豊富な専門家の意見に基づくものと言える。

       <P.75より引用>

うーん。なるほど。やはりエビデンスに乏しい、のか。お医者さん自身が良く分かっていない感じがします。

 

2.幼少時期

 1.治療初期

 1)ステロイド補充療法、循環不全に対する輸液療法、低血糖電解質異常に対する治療、感染症等の誘因となった疾患に対する治療を同時に行う。

 2)急性副腎不全症を疑った場合には、血漿、血清を採取後、結果を待たずに直ちに、表に示す量のHCを投与する。大量のHCは、MC(鉱質グルチコイド)作用が認められることから、初期治療ではMCの補充は必要ない

 3)経口摂取可能となれば、輸液は中止し、経口薬へ変更する

 

 2.維持療法、再発予防

 1)状態安定後は、HC維持料の内服を行うとともに、初発の副腎不全症であれば、確定診断および合併するホルモン分泌不全等の検査を行う。

 2)MC不足に対しては、FCフルドロコルチゾン)を投与する。

 3)感染症、抜歯等のストレス時には、HCを維持量の2-3倍に増量する。FCの増量は通常、必要ない。

 

 以上、ざっと気になるところを拾ってみました。

 私の主治医のこちらのガイドラインに従ってコートリルの処方等をしています。

 うちの子供もコルチゾール低値のため、この論文の「小児」に関する箇所は貴重でした。ネットで調べても情報が少なくて。

 

 以前、ノロウィルスで救急搬送された時や副鼻腔炎で手術した時に点滴でステロイドを入れてもらいました。

 んが、点滴でステロイドを入れたのは「その時」だけ。

 ノロの時は点滴1本だけ、副鼻腔炎の手術の時も手術前から手術中だけ。

 

 この論文を読むと「術後も点滴で入れる」(48時間後まで減量しながら入れる)と書いてありますが、そんなことしてなかったと思う(-_-;)

 お医者さんがこのことをご存知ないのでしょうね。副腎クリーゼを起こした時にきちんと対応してもらえないのは怖いな~と思います。

 少しずつでもお医者さんの間で認知されていくことを切に願います。

副腎皮質機能低下症に関する論文を読んでみました2

 

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 続きます。

 

「第2部」成人慢性副腎皮質機能不全症の診断、治療の各論

*薬物相互作用

1.投与HC(ヒドロコルチゾン:コートリル)の十分な効果が得られない場合や過剰症状を認める場合には他の併用薬剤との相互作用を疑う。HCの作用を減弱する薬剤として、リファンピシン、成長ホルモン、ミトタン、トコナゾール、チロシンキナーゼ阻害薬、抗てんかん薬、ピオグリタゾンなどがあり、一方、作用を増強する薬剤としてジルチアゼム、シメチジン、アプレピタント、イトラコナゾール、抗レトロウイルス薬などがある。

       <P.48より引用>

 

2.これらの薬剤が併用された場合のGC(糖質コルチコイド)補充量は増量もしくは減量が必要となるが、具体的な目安はなく、個々の症例において副腎不全症状や過剰症状の有無、血中コルチゾール値を参考に、投与量を決定する。

 

→以下の薬剤もGCの作用を減弱させる

①ケトコナゾール(同系統薬のイトラコナゾールには逆方向の作用がある)

チロシンキナーゼ阻害薬(スニチニブ:スーテントなど)

③抗けいれん薬(フェニトイン、バルプロ酸フェノバルビタールカルバマゼピンプリミドンなど)

④ピオグリタゾン

⑤エトミデート(麻酔薬)

 

→以下の薬剤はHCの作用を増強する作用に働くため、併用においてはGCの減量を検討すべき薬剤である。

①ジルチアゼム

②シメチジン、アプレピタント(中枢性制吐薬)

③イトラコナゾール

④リトナビル(ノービア:抗レトロウイルス薬)

フルオキセチンプロザック選択的セロトニン再取り込み阻害薬

 これらの薬剤はCYP3A4の活性を阻害することによりGC代謝を遅延させる。またクラリスロマイシンもCYP3A4阻害作用を有するため、慢性気管支炎などで長期投与している場合には注意を要する。

      <P.48&49より引用>

 

*シックデイ

 →慢性副腎不全症患者約4割が副腎クリーゼを経験しているとの報告がある。健常者におけるコルチゾール分泌量は平常時5-10mg/㎡(20-30mg/日)とされているが、ストレス時には最大300mg/日まで増加することが知られている。

 慢性副腎不全症の患者ではこの生理的分泌量の増加が欠如しているため、ストレスを生じる様々な状況においてはステロイド補充量を調節する必要が生ずる。

 その補充量については、一般的にはストレス侵襲性に応じて増量する。

 例えば、軽度のストレス(発熱、悪寒など)ではHC30-50mg/日あるいは通常内服量の2-3倍量を症状が回復するまで(通常3-4日)投与する。強い肉体的ストレスがかかると想定される場合(全身麻酔を必要とする手術や外傷、出産、集中治療が必要な状態)では、一例として5%ブドウ糖液にHC150mgを加え24時間持続点滴静注、翌日100mgを静注する。副腎機能正常者では手術直後の抜管時にコルチゾールはピークに達し、48時間以内に元に復することが知られているので、副作用を避けるため症状が回復、術後問題がない場合には可能な限り早期に経口的に通常量に戻す。なお下痢や嘔吐の際には非経口的に投与する。また、スポーツなどを行う際には開始1-2時間前に5-10mgのHCを内服しておくと良い。

 副腎クリーゼをきたす患者固有のリスク因子は知られていない。従って、クリーゼを回避するには、普段より副腎不全症の病態、とくにストレス時における補充量増量の必要性について繰り返し患者および親族そしてパートナーへ教育する必要がある。

 副腎クリーゼを発症すると、適切な治療が開始されない場合には急速に症状が進展し意識消失を伴うショック状態に陥る。このような場合に患者との意思疎通が不可能であるため、適切な治療が受けられるよう患者に副腎不全カードを常時携帯させることが必要である。

       <P.50より引用>

 

*医原性副腎不全症

 →長期間生理的分泌量を越える量のステロイド剤の投与を受けている患者においてステロイド剤を中止する際には、急性副腎不全症の発症に注意しつつ慎重に漸減、中止する。

 長期間にわたり生理的量を上回るGCが投与された際には、HPA系は抑制され、副腎からの内因性ステロイド分泌が低下する。そのような状態で急激にステロイド剤の投与を中止すると急性副腎不全症を発症する。内因性ステロイド分泌を抑制するステロイドの量や投与期間については一定の見解はなく、内因性ステロイド分泌の抑制は経口投与のみならず、経鼻的、経皮的、経気管支的投与においても報告されており注意を要する。ステロイド離脱時の続発性副腎不全症に関する疫学データは少ないが、英国からの報告では吸入GC使用後に2900人中23人が低血糖を示した。これらの症例のほとんどが毎日500㎍以上のフルチカゾンの吸入を行っていた。一般的に、ステロイド投与量を漸減し中止に持って行くことが推奨させるが、その方法も一定の見解はないため、経験が少ない場合には内分泌専門医に相談する。

       <P.56より引用>

 

 私の場合はこれが原因と言われています。現在も吸入ステロイドは使っているため影響があるのかもしれません。

 

*徐放型ヒドロコルチゾン

 →副腎不全症の患者では生理的HC補充が副作用防止の観点から重要であるが、現在、使用されているHC投与は放出が早く、内因性コルチゾールと日内リズムを完全に再現することは不可能である。現段階で我が国での使用はできないが、欧州を中心にHC放出時間を遅らせることでコルチゾールの日内リズムを再現する薬剤(modified-release HC, MR-HC)の開発研究が進みつつある。

       <P.57より引用>

 

 コートリルは作用時間(薬が効いている時間)が短いので、健常人と同じコルチゾールの日内リズムを完全再現出来ません(途中で切れちゃう)。

徐放型(徐々にゆっくりと薬が放出されるように工夫されている薬剤のこと)ヒドロコルチゾンが日本でもいつか使えるようになるといいですね!

 

 続きます。

副腎皮質機能低下症に関する論文を読んでみました1

主治医に勧められて副腎皮質機能低下症に関する論文を読んでみました。

 

この論文に副腎機能低下症のガイドラインが載っていること、小児についても記述があること(息子はコートリル低値です)等勉強になるので是非とも読んで欲しいとのことでした。(「もし内容が理解出来なかったら私が500円で買い取るから持ってきて!」とおっしゃるお茶目な主治医w)

日本内分泌学会に問い合わせをして取り寄せてみました。送料込みで500円でしたので、気になる方は取り寄せてみるといいかもしれません。

 

私は医師でも何でもない素人ですので余り難しいことは分かりませんが、読んでいて気になったことや興味深かったことを備忘録として書いておきます。

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読んだのはコチラ(写真が反射しちゃっててすみません)。

「日本内分泌学会雑誌

 副腎クリーゼを含む副腎皮質機能手歌唱の診断と治療に関する指針

 2015年 9月号」

 

第1部 副腎皮質機能不全症診療の概要

第2部 成人慢性副腎皮質機能不全症の診断、治療の各論

第3部 先天性副腎過形成症治療各論

第4部 急性副腎不全の治療各論

 

それぞれ気になったところをピックアップしていきます。

 

「第1部」副腎皮質機能不全症診療の概要

 *成人慢性副腎不全症の成因

  →原発性副腎不全症は副腎そのものに病変があり、アルドステロン、コルチゾール、副腎アンドロゲンの3つのホルモンの脱落症状をきたす。

  成因として副腎結核と自己免疫機序による特殊性副腎萎縮が大部分を占める。先天性副腎低形成等により乳幼児期より長期にわたり慢性副腎不全症を発症し、その後慢性副腎不全症に至る場合もある。

 

 →続発性副腎不全症は視床下部病変によるCRHまたは下垂体病変によるACTHの合成・分泌低下に伴い、副腎からのコルチゾール、副腎アンドロゲンの欠乏を招く。

  成因として下垂体腫瘍、頭蓋咽頭腫などの腫瘍性病変による影響やその治療(手術、放射線など)後下垂体機能低下症によるものが多いが、リンパ球性下垂体炎のように自己免疫性の成因もある。

     <P.6より引用>

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次のページに副腎不全症の原因疾患の一覧が載っていました。

私が最初に言われた「医原性(ステロイド投与)」も続発性の中に含まれていました。

 

*内分泌学的検査

 →早朝ACTH、コルチゾール値を測定する。

  (外来では朝絶食で、9時までの採血が望ましい)

 早朝コルチゾール値が

1)18㎍/dl以上であれば副腎不全症を否定できる。

2)4㎍/dl未満であれば副腎不全症の可能性が高い。

3)4㎍/dl以上かつ18㎍/dl未満は可能性を否定できない。

    <P.8より引用>

私はほぼ未検出、息子は2程度なので1に当てはまります。

 

*迅速ACTH負荷試験時の血中コルチゾール頂値が

1)18㎍/dl以上であれば副腎不全症を否定できる。

2)18㎍/dl未満であれば副腎不全症の可能性を否定できない。

3)15㎍/dl未満は原発性副腎不全症の可能性が高い。

     <P.9より引用>

私はこちらもほぼ未検出だったので3、息子は1に当てはまりました。

 

この後、迅速ACTH負荷試験や連続ACTH負荷試験、低用量ACTH負荷試験について記述がありました。

 

*治療

 コートリルを10-20mg/日に補充することの記述あり。この量で通常とのことです。

 →朝と夕の2回投与の場合は朝2:夕1にする。

  例:20mg/日の場合 朝15mg 夕5mg

 

  →朝 昼 夕の3回投与の場合

 0.12mg×体重(kg)で朝の投与量を決め、朝:昼:夕を3:2:1の比率で分割投与をすると、血中コルチゾール値がより生理的変動に近似する。

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*特殊な状況下での補充療法

 副腎クリーゼ(急性副腎不全)対策として、小ストレスではコートリル30-50mg/日、軽度~中程度の手術では25-75mg/日、大手術では150mg/日程度を目安にする。

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私もこの表を主治医にコピーしてもらい、追加でコートリルを補充する時の目安にしています。

 

*患者指導のポイント

1.自己判断でGC(糖質コルチコイド)の内服を中断しない。

2.身体的ストレス時、たとえば、インフルエンザ、発熱、抜歯、強めの運動(長時間歩行など)の際には、ストレス対応のため、コートリルを通常服用量の1.5-3倍の量を服用する。

3.ステロイド剤服用の自己中断やストレス時の不十分なステロイド服用量では副腎クリーゼ(急性副腎不全症)と呼ばれる病態となり、著しい全身倦怠、吐き気、嘔吐、発熱、腹痛、低血圧等の症状を認めること、さらに症状が重くなると、意識障害をきたし、ショックに至る場合があり得ることを認識する。

4.万が一の時に備えて、緊急時用のカード(病名、処置、連絡先を記載)を携帯しておく(主治医にカード作成を依頼)

         <P.15より引用>

 

患者携帯緊急カードは私も持っています。一度だけ使ったことがあります(ノロによる嘔吐でコートリルが飲めなくなって救急搬送された時)。

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こんな感じでかなりざっくりですが、続きます。

離婚しました~シングルマザーにまつわるお金のこと~

シングルになって色々な支援があることを知りました。

 

とは言え、「シングルだから手当が色々あるんでしょ?」と思っている世の中の人は多いと思います。

が、そんなに甘くはありません。でなければ「シングル世帯の貧困」なんて問題もないでしょ。今回はそれを含めて書こうと思います。

 

児童扶養手当

まず「児童手当」とは違います。児童扶養手当はシングル家庭になり「一定額以下の所得の場合にもらえる手当」のことです。

この所得制限が結構シビアです。フルタイムで働いている方はすぐに引っかかるんじゃないかなと思います。ですから「手当てたくさん貰ってそれで生活してるんでしょ~?」はありません。最大で子ども一人42500円です。それで生活するのは不可能です。

所得とは「可処分所得」のことを言うのですが、これに「養育費を0.8掛けした金額」も加算されるのですよ。これを入れると私の場合はフルタイムで働いた場合、一発アウトです。

児童扶養手当は児童手当と違って一律ではありません。

所得によって支給金額が変わります。子一人の場合、最高(全部支給)で1か月42500円。一部支給の最低額は10030円です。子どもの数によって支給額は変わります。

私の場合は無職ですが(今はパートだけどね)、養育費の0.8掛け分があるので全部支給ではありません。減額されて、一部支給の形になっています。

この児童扶養手当に当てはまる人は「ひとり親家庭医療費支給」にも当てはまります。「子どもとその保護者(家族全員ではなくてあくまで親のみ)は子どもの高校卒業まで医療費が無料」になります。

私と子どもは持病が複数あり、毎月通院しているのでこの制度が本当にありがたいんです。医療費だけでも親子共々結構な金額です。

この他、児童扶養手当は「JRの通勤定期が半額になる」ことや東京都においては「水道代の免除」などがあります。こちらは自治体によって色々と異なりますので各自治体にお問合せ下さい。

 

ちなみに児童扶養手当を頂くと年に一度「現況確認」というものがあります。市役所へ行って養育費の支払い状況や仕事の有無等の現況を聞かれます。

「男性と同居しているか(内縁関係の人がいると児童扶養手当は貰えません)」「お付き合いをしている人がいるか」など突っ込んだことを聞かれることもあるそうですが、私はそこまで聞かれたことはありません。

養育費は通帳を見せて明朗会計?しています。

 

ひとり親家庭自立支援給付金>

児童扶養手当に該当する所得の方は「ひとり親家庭自立支援給付金」が受けられます。

この制度を使うと、受講料の最大60%(上限20万円)の給付金が頂けます。

私もこの制度を利用して宅建を取得しました。詳しくは下の過去記事をご覧下さい。

 

www.sophiated.com

 

<就学援助>

こちらは市役所ではなく、子どもが通う管轄の「教育委員会」への申請です。

学校から「就学援助のお知らせ」というお手紙が配布されているので、ご存知の方も多いと思います。

これは「給食費の免除」、「学校の課外活動で生じる費用の免除(社会科見学や遠足の費用、修学旅行等の費用)」、「学用品費(大体月に1000円前後)」、「進学にかかる際に必要な新入学用品費(中学入学では約47000円。小学校入学時にもあります。大体40000円)」等を支給して頂ける制度です。

市役所では就学支援ついては教えて頂けず、離婚後10か月程見落としていた制度です(悲)。

学校を通じて申請し、許可が下りれば就学援助を受けられます。

こちらは児童扶養手当に比べて所得制限が緩いです。シングルでなくとも所得制限以内であれば受けられます。

よくネットで「就学援助を受けていると子どもが学校で恥ずかしい思いをするんじゃないかと思って申し込んでいない」という方をお見受けします。

しかし、学校ではこの就学援助に関する書類は封筒に入れられて外から見えないように配慮されています。事実私は困っているので、この制度を利用させて頂いています。

生活に困窮しているのに我慢することはないと思います。この制度を利用させて頂いて、その分を子どもの教育の費用に充てさせて頂ければ、それでいいのではないかと。

 

シングルになって色々な制度を利用させて頂いています。稼げるようになったらきちんと納税して、社会に還元出来るようになりたいです。

 

シングルになる方は精神的、肉体的にダメージを受ける方が多いです。子どもを抱えて離婚をするのは大変なことです。

その時に色々と細かいことを調べていくって非常に大変だと思うんですよ。

そのお手伝いが少しでも出来ればと、この一連の記事を書きました。

 

もし、困ったことがあればまずは役所に行ってみましょう。そこで色々と教えて頂けます。

 

この記事を読んで下さったシングル家庭の皆様、頑張りましょう!私も色々あったけれど、今は幸せです。感謝感謝。ありがとう。

離婚しました~年金分割~

離婚に伴い、「年金分割」をしました。

 

これは私が下手に説明をするよりもこちらをご覧頂いた方が分かりやすいかと思います。

https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/kyotsu/jukyu-yoken/20140421-04.html

 

私はこれの「合意分割制度」を利用して年金分割をしました。

元夫は最初から分割割合を「0.5」で指定してきましたので、私もそれに合意しました。最高割合が0.5なので問題はありません。結構、ケチな夫がこれを渋って「年金分割に応じない、又は少ししかくれない」と困っている専業主婦の方をお見受けします。「別れるヤツに1円も払いたくない」ってことなんでしょうが、うん・・・・。

 

この年金分割についても公正証書を作る際に載せてもらう予定でした。

しかし、公証人の方が「年金部分を公正証書に載せると年金情報通知書が必要な上に手数料も多くかかります。ですから、合意を記載した書面(私文書)を公証人の認証を受ける、という形にしてはどうだろうか」という提案をして下さいました。

元夫にも報告した結果、「ではそうして下さい」ということで、公正証書には載せず、私文書の形で年金は決着したのでした。

 

離婚後にこの合意文書と年金手帳を持って近くの「年金事務所」へ行き、年金分割の手続きを取りました。

この手続きは「離婚後2年以内」に行わなければならないので、注意して下さい。

 

今回、シングルマザーにまつわるお金のことも書こうと思ったのですが、長くなりそうなので次回に回します。